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【一級建築士】製図・学科試験の難易度はどのくらい?合格点や勉強時間を合格者が解説!

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建築士試験の難易度はどのくらいかな?
挑戦するだけ無謀だろうか?

一級建築士は国家資格の中でも難関資格であり、建設業界で活躍ができる需要が非常に高い資格です。
しかし、学科試験を合格しようと決意したものの、難易度が高すぎて、目指すだけ無駄ではないかとも声もよく受験者から聞きます。
私も建築士を目指すことを決意したものの、点数が全然伸びず、このまま勉強を続けていても良いのか、当時は疑心暗鬼になりました。泣
それでも勉強を続け、挫折と苦労を積み重ねて、勉強法の改善を繰り返しながら、学科試験は一発、製図試験は二度の試験を終えて、最後には合格をしました。
合格した際は、思わず合格通知書を握りつぶしてしまいましたが。笑
本記事では、学科・製図試験の難易度はどのくらいなもので、合格点や勉強時間を合格者の私の体験をもとにが解説していきます!
この記事を読んでいただければ、一級建築士の試験にの難易度や実態がわかるとともに、受験生の方も共感ができると思います。
ぜひ、読者の皆様にも合格を掴んでいただき、合格通知書を握りつぶす感覚を味わってほしいです!!

タカミあとりえは一体何者??
本業は建築士をしている私ですが、建築のみの知識だけではこれからの時代は、実体験や学んだことや資格取得の情報を中心に情報発信させて頂くことが社会的意義でもあるとか考えています。
保有資格は「一級建築士、一級施工管理技士、宅建士」といった建築系に偏った国家資格をもっております。
一級建築士の勉強は、2年間の間戦い抜いた末の情報となっております。

学科試験の難易度はどのくらい?

結論として、一級建築士を合格するためには6%~10%です。
受験者のおよそ「9割が落ちる試験」です。

実際は相対試験になるので言い換えると、9割の受験者を落とす試験との見方もあります。

一級建築士に合格するためには、学科試験と製図試験の2つの試験を突破をする必要があります。
【一級建築士 製図・学科試験 合格率】

引用:公益財団法人 建築技術教育普及センター

一級級建築士学科試験の合格率は15%~20%程度で、製図試験の合格率は40%程度で推移しています。
しかし、これら2つの試験を合わせると毎年の1級建築士の合格率は10%程度となるため、かなりの難関試験と言えます。

学科試験は毎年約25000人が受験して、合格できるのは5000人程度になります。

同様に製図試験は毎年10000人が受験して、合格できるのは4000人程度になる傾向があります。

学科試験と、製図試験を比較すると製図試験のほうが合格率が高いので、合格が簡単なのではと考える方もいます。
しかし、私の経験上では、製図試験のほうが学科試験を合格してきた強者の中での40%になるので、実は製図試験のほうが合格するのが難しい試験だと言えます。

私も製図試験は2度目の試験で合格しており、1度目の試験では惨敗をしております。泣

一級建築士試験の合格点や足切り点数は?

一級建築士の学科試験は125点満点で実施されますが、5つの試験科目の総得点のそれぞれに合格点(足切り点)が設けられております。

平成27年~令和元年の一級建築士学科試験の配点及び合格基準点は以下の通り

計 画 環境設備 法 規 構 造 施 工 総得点 合格率
令和元年 11/20 11/20 16/30 16/30 13/25 97 22.8%
平成30年 11/20 11/20 16/30 16/30 13/25 91 18.3%
平成29年 11/20 11/20 16/30 16/30 13/25 87 18.4%
平成28年 11/20 11/20 16/30 16/30 13/25 90 16.1%
平成27年 11/20 10/20 16/30 16/30 13/25 92 18.6%

*各学科の記載方法  足切り点/合格点

第一に各科目で計画・環境設備・法規・構造・施工の各科目で5〜6割程度の得点が必要であることが分かります。
令和元年度試験では、各科目の合格点に変動はなかったものの、総得点に関する合格点が6点アップしています。

ちなみに製図試験に進めるのは学科試験の合格者のみなので、学科試験の合格基準を把握しておくことは重要です。

建築士の大学ごとの合格実績は?

2019年受験者の一級建築士の出身校別の合格ランキングトップ10になります。

順位 大学 合格者数
1位 日本大学 192名
2位 芝浦工業大学 110名
3位 東京理科大学 95名
4位 早稲田大学 88名
5位 近畿大学 66名
6位 法政大学 60名
6位 明治大学 60名
8位 工学院大学 57名
9位 九州大学 53名
10位 千葉大学 49名

毎年のことになりますが第一位は日本大学です。

なぜならば、建築学科の人数が圧倒的に多いからになります。

同様の理由で、芝浦工業大学も建築学科の学生が高いので、第二位にランクインをしております。

建築学科を将来的に目指す、高校生の受験生はこちらの図を参考にして大学受験の大学を選んでも良いと思います。

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一級建築士試験の難しい3つの理由

学科試験と製図試験の合格率や合格点、出身大学に着目して解説してきましたが、数時から見ても難しい試験だと感じると思います。

しかしながら、内容も相当に難解に作りこまれていることが、合格率の低さに関連します。

いくつか難しい要因がある中で、下の3つの理由は毎年の受験生を悩ませる課題となっています。

学科の数が多く、新規問題が多く難易度が高い

一級建築士試験は学科試験の5種類の学科に加えて製図試験もあるため、対策すべき項目が非常に多いです。

学科試験だけでも幅広い分野について学習しなければならないので、学科数が少ない試験に比べると勉強が難しい試験です。

また、新規問題が3割程度あるので、対策が非常に国家資格の中でも多いことが特徴になっています。

勉強量が多くなれば、その分勉強時間も必要となるので、試験勉強は大変になります。

試験範囲が拡大している

建築士試験の試験範囲や試験形式は、建築基準法の改訂や時代の移り変わりによる建築士へのニーズの変化にともなって何回か変更がされています。

例えば、阪神淡路大震災の際や熊本地震の際に大幅に法改正がありましたが、試験内容も次年度にはニーズに合わせた試験内容となっていました。

この試験形式や試験範囲の変化を観察すると、試験範囲が毎年拡大しているのが現状です。

つまり、建築士試験に合格するために勉強しなければいけない絶対量が増加していることから、受験生の負担が大きいものになっています。

製図試験の合格はかなり難関!はっきりした正解はない

製図試験は合格率が40%とかなり高いように感じますが、実際はかなり難関の試験となっています。
なぜならば、製図試験には学科試験と違い、はっきりとした製図試験には正解ないうえに、難しい学科試験を受かってきた強者たちと戦わなければならないためです。

ランクI   : 「知識及び技能」を有するもの
ランクII  : 「知識及び技能」が不足しているもの
ランクIII : 「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクIV :  設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの

合格できるのは「ランクI」の評価を受けた者だけです。そのため、製図試験の合格基準も比較的厳しいと言えるでしょう。

一級建築士試験を取得する3つのメリット

結論として、一級建築士を取得することは大きなメリットがあります。

二級建築士では携わることのできない大型の建築物に携われることや、将来のキャリアプランの形成などにも関わり合ってきます。

難しい試験を我慢を耐え抜いて合格をすることができると、つらい時間支払った対価以上のメリットを得るのは確かなことです。

大型の建築に携わりたいなら建築士の資格は必要

住宅とは違い、老健施設や学校といった、大型の建築に携わりたいのであれば、一級建築士の資格は取得していて当然というものになります。

簡単に解説をしますと

一級建築士 → 設計する建物に制限がない

二級建築士 → 鉄筋コンクリート造は、延べ面積が300m2以下、高さが13m以下、軒の高さが9m以下の建物

そのため、将来は大型の建築家目指している人は早期から勉強に着手して対策をしておくのが得策となります。

また、一級建築士が設計したものが適切に設計されているかを判断するのに、一級建築士相当の知識が無いと判断することもできません。

昇給や昇進のための条件

大規模建築を手掛けるゼネコンや建設事務所では、昔から「一級建築士」はもっていて当たり前の資格であるとの風潮があります。

しかしながら、現在の建設業界では建築士の人手不足が顕著であり、かなり深刻な状況から昇給や昇進に優遇されることも多くあります。

また、現場監督や営業などの地位や仕事に就いているの人が建築士資格持つことで、昇進や昇級に繋がりやすいメリットがあります。

また、転職する際にも有利に働き、年収アップを目指して大手ディベロッパーやゼネコンへの転職を目指すときにも、高い技能と知識を持っていることがアピールポイントできるため、採用をされやすくなることに間違いありません。

信頼や権威性を得られる

一級建築士資格は国家資格であり、また建築業界の中でも最高峰の資格とされているため、社内外から厚い信頼を得ることができます。

結果的に、高い信頼性を生かして契約につながりやすくなるため、専門家的なアドバイスをすることも可能になります。

有資格者の影響は、仕事上の相手だけではなく、プライベートの相手にもおよび、与える安心感や信頼感は圧倒的に高いのは言うまでもありません。

一級建築士を取得する方法

一級建築士に合格するためには、試験勉強も必要ですが、受験資格はもちろんのこと、合格に向けた勉強も必要です。

こちらでは受験資格や勉強方法について解説していきます!

・一級建築士の受験資格を解説

一級建築士を受験するためには、以下の受験資格のどれか一つをクリアしなければなりません。

・大学、高専、3年制短期大学、2年制短期大学の中で建築に関する指定科目を履修して卒業した人
・二級建築士の資格を取得している人
・二級建築士の資格を取得しているのと同じレベルの知識と経験を有すると国土交通大臣より認められた人

(建築士法 第14条)

お、一級建築士の受験費用は17,000円とかなり高額であるので、出費を避けるためにも一発合格を狙いましょう。

・ 一級建築士試験の勉強方法、勉強量

一級建築士の合格のために必要な勉強時間の目安は、一般的に建築学科卒業生で1000~1500時間程度と言われています。

ちなみに私も計算をしたところ1500時間程度、費やしております。

実務経験がある人である程度の自信がある人や勉強に自信がある人でも、油断することなく最低でも800時間以上の勉強時間は確保するようにしましょう。

私の持論としては、合格者は勉強量でも合格することができる1割に入っていると考えているので、そのレベルの勉強量を目指したほうが良いです!

1次試験は科目数がかなり多いので、じっくりと対策やスケジュールを組んで取り組んでいきましょう。

勉強方法についてはこちらで詳しくご紹介をしております。


詳しく書かせて頂きましたので、参考にしてください。

最後に

一級建築士は難易度が高く、一見して難しい情報ばかり目につきますが、その分メリットもすごく大きいです!

社会において、信頼性や権威性を高めることは非常に強力で、さまざまな取引や契約で大活躍することができます。

私個人の意見としては、学科試験は独学でも合格がすることが可能なので、独学でも大丈夫ですが、製図試験は自己採点がほぼ不可能なため、資格学校を通ったほうが得策だと思います。

最後まで読んでくれた皆様、ありがとうございました!!

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